このガイドでは、LaserPecker LP4 および LP5 で「スライドエクステンション」を使用し、複数のデザインを一括で効率的に彫刻(複数ファイル彫刻モード)する手順を詳しく解説します。
#1 複数ファイル彫刻モードとは?
スライドエクステンションを活用することで、複数の異なるデザインやパーツを一度に配置し、連続して自動彫刻(バッチ処理)できる機能です。量産作業の効率を大幅に向上させることができます。
#2 スライドエクステンションの設定と操作手順
事前準備: スライドエクステンションの組み立てや接続方法は、以下のガイドを先にご確認ください。
ステップ 1:モードの有効化
アプリの「モード設定」画面を開き、「複数ファイル彫刻モード」をオンに切り替えます。
ステップ 2:デザインのインポート
彫刻したいデザインデータを LaserPecker Design Space (LDS) に取り込みます。
ステップ 3:配置の校正(キャリブレーション)
正確な位置に彫刻するため、複数ファイルの配置校正を実行します。これにより、スライドの可動範囲とデザインの位置が最適化されます。
| 【校正前】 | 【校正後】 |
ステップ 4:デザインの配列と一括調整
デザインを選択し、ツールバーの「一括配列」→「グリッド配列」を選択します。行・列の数と間隔を入力するだけで、自動的に最適なレイアウトが作成されます。シリアル番号などの連続データの生成もここで行えます。
ステップ 5:エリアプレビュー
「続行」をクリックし、実際の素材に対して彫刻範囲が正しく収まっているかプレビュー機能で確認します。
ステップ 6:彫刻の開始
素材に合わせた最適な彫刻パラメータ(パワー・深度など)を設定し、彫刻を開始します。
💡 さらに使いこなすためのヒント
ヒント 1:可変テキスト(シリアル番号など)の一括彫刻
スライドエクステンションを使えば、名前や番号が異なる複数のアイテムも一度に彫刻可能です。具体的な操作方法は動画でもご覧いただけます。
ヒント 2:一括カット(バッチカット)への応用
彫刻だけでなく、同じ形状のパーツを大量に切り出す際にも非常に有効です。材料の無駄を最小限に抑えた効率的なカットが可能です。
🎥 YouTube:スライドエクステンションによるバッチカット