このガイドでは、LX2を使用して曲面素材を加工する方法をご紹介します。
曲面加工の角度制限
曲面彫刻モードを使用する場合、LX2で加工できるのは、水平面に対する角度が15°未満の滑らかな曲面に限られます。詳細は下図をご参照ください。
以下の手順に従って曲面を測定し、彫刻を開始してください。
ステップ1:素材を設置する
(1)加工する素材をベースプレートの上に置きます。曲面測定を行う際は、距離センサーが素材の表面に接触します。素材が安定した状態を保てるよう、テープや固定用粘土などを使用して固定し、位置ずれを防いでください。
(2)右側のパネルで、加工モードを「曲面加工」に設定します。
ステップ2:加工範囲を選択する
(1)右側のパネルで 「曲面測定」 ボタンをクリックして、表面測定を開始します。測定密度ウィンドウのアニメーションに示されているように、曲面測定を行うには、まず対角線上の2つの角を指定して、加工したい範囲を選択する必要があります。
(2)レーザーモジュールを移動し、赤い十字カーソルを加工範囲の左上角に合わせます。その後、多機能ボタンを押して ポイント1 として設定します。
ご注意
レーザーモジュールは手動で移動することも、ソフトウェア上の方向ボタンを使用して移動することもできます。ソフトウェアの方向ボタンを使用する場合は、1回あたりの「移動距離」も設定できます。
(3)再度レーザーモジュールを移動し、赤い十字カーソルを加工範囲の右下角に合わせます。多機能ボタンを押して ポイント2 として設定します。
(4)2つのポイントを設定したら、「次へ」 をクリックします。
レーザーモジュール位置表示機能
「レーザーモジュール位置」 機能を有効にすると、ソフトウェア上にレーザーの現在座標と加工範囲内での位置がリアルタイムで表示されます。キャンバス上の赤い十字カーソルは、レーザーの現在位置を示しています。
ステップ3:測定密度を設定する
(1)加工範囲の大きさや素材の曲面形状の複雑さに応じて、測定密度を調整します。行数と列数を増やすほど測定密度が高くなり、より詳細な3Dモデルを生成できますが、その分測定時間も長くなります。
(2)「測定」 をクリックすると、レーザーが曲面上の各測定ポイントの高さを自動的に測定します。LDSソフトウェアには測定の進行状況が表示されます。
ご注意
自動測定を開始する前に、距離センサーが伸びていないことを確認してください。
(3)測定が完了すると、LDSは選択した曲面領域の3Dモデルを生成します。マウスの左ボタンを押したままドラッグすると、モデルを回転させて確認できます。
- 白色の領域:曲率が15°未満で、正常に加工可能な範囲です。
黄色の領域:曲率が15°~45°で、曲面の傾斜が大きい範囲です。
赤色の領域:曲率が45°~90°で、曲面の傾斜が非常に大きい範囲です。
モデル内に曲率が15°を超える領域がある場合、ウィンドウ上部に警告メッセージが表示され、加工品質に影響する可能性があることを知らせます。
画面下部では、デザインが曲面上でどのように加工されるかをプレビューできます。2Dプレビューに切り替えると、測定した領域の曲率をより分かりやすく確認できます。また、グリッドボタンをクリックすると、グリッドの表示・非表示を切り替えられます。
右側のパネルでは、モデルの「滑らかさ」や「表面張力」を調整し、実際の対象物の形状により近づけることができます。
(4)「終了」をクリックして測定を完了します。キャンバス上では、測定された加工範囲が白色で表示され、それ以外の領域は灰色で表示されます。
ステップ4:加工デザインを作成する
(1)ソフトウェア左側のツールバーでは、基本図形やテキストの作成、パターンの描画、画像のインポート、クリップアートの追加などを行うことができます。
(2)キャンバス上のオブジェクトを選択すると編集パネルが表示されます。必要に応じてサイズや角度を調整してください。オブジェクトはキャンバス内の白色の領域に配置してください。灰色の領域は未測定エリアのため、この範囲内には加工対象を配置しないでください。
ご注意
曲面上での加工結果をプレビューするには、まずデザインをキャンバスに配置してください。その後、「曲面プレビュー」 をクリックし、プレビューボタンを押します。
ステップ5:加工パラメータを設定する
加工するオブジェクトを選択し、右側のパネルで加工パラメータを設定します。
ステップ6:加工範囲をプレビューする
(1)右下の「プレビュー」ボタンをクリックします。続いて「プレビュー」をクリックすると、レーザーの赤い十字カーソルが加工オブジェクトの輪郭に沿って移動し、素材表面上で加工範囲を確認できます。
(2)加工範囲を確認したら、「プレビュー終了」をクリックします。
(3)「プレビュー」 ボタン右側のアイコンをクリックすると、プレビュー速度、レーザーモジュールのX・Y・Z軸位置、および1回の操作ごとの移動距離を調整できるパネルが表示されます。
ステップ7:加工を開始する
(1)右下の 「加工開始」をクリックします。
(2)加工プレビュー画面では、左下の再生ボタンをクリックすると加工経路のシミュレーションアニメーションを確認できます。再生ボタンの右側では、「レーザー軌跡」 の表示/非表示の切り替え、アニメーション速度の調整、画面の拡大・縮小を行えます。
(3)右下の「スタート」をクリックします。
(4)LX2のカバーが閉じていることを確認し、本体のボタンを押して加工を開始してください。