キャンバス上にオブジェクトを作成後、それをクリックすると、右側に加工設定パネルが表示されます。このパネルでは、加工モードの選択や各種パラメータの設定を行うことができます。本記事では、各加工モードについて説明します。
加工モードの概要
LDSソフトウェアには、ライン刻印、塗りつぶし刻印、カット、画像刻印の4つの加工モードがあり、それぞれ異なる加工効果に対応しています。選択できる加工モードは、オブジェクトのファイル形式によって異なる点にご注意ください。詳しくは以下をご確認ください。
- ソフトウェア内蔵のライン・図形:ライン刻印、塗りつぶし刻印、カット
- ソフトウェア内蔵のクリップアート・グラフィック:ライン刻印、塗りつぶし刻印、カット
- ベクター形式(G-code、SVG、DXFなど):ライン刻印、塗りつぶし刻印、カット
- ビットマップ画像形式(JPG、JPEG、PNG、BMP、TIFなど):画像刻印
1. ライン刻印
ライン刻印モードは、デザインの輪郭に沿ってレーザーを照射するモードです。細い線での刻印が可能で、繊細なパターンやテキスト、シンボルのマーキングに適しています。設定可能なパラメータは、パワー、速度、回数です。
ヒント ライン刻印モードでは、高いパワーと遅い速度を組み合わせることで、素材によってはカットに近い効果を得ることも可能です。
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2. 塗りつぶし刻印
塗りつぶし刻印モードでは、レーザーがデザインの塗りつぶされた領域を1行ずつスキャンしながら刻印します。主に、素材表面に均一な仕上がりや広範囲の塗りつぶし効果を得るために使用されます。設定可能なパラメータは、パワー、速度、回数、刻印密度、オーバースキャンです。
(1) 刻印密度:10mmあたりの刻印行数を設定します。
- 設定範囲:10~300
- 密度が高いほど、細部まで精細になりますが、加工時間は長くなります。
- 密度が低いほど、加工時間は短縮されますが、ディテールが失われたり仕上がりが粗くなる可能性があります。
(2) オーバースキャン:刻印結果をより均一にするための機能です。
- 左側の値:オーバースキャン距離(速度が速いほど、より長い距離が必要になります)
- 右側の値:オーバースキャン率(数値を上げると距離が長くなり、レーザーモジュールの移動範囲が広がります)
3. カット
カットは、素材を完全に貫通させ、デザインされた形状を素材から切り離すためのモードです。カットするには、一般的に高いパワーと遅い速度の設定が必要です。設定可能なパラメータは、パワー、速度、回数および「焦点を下げる」機能です。
焦点を下げる:厚みのある素材をカットする際に有効な機能です。有効にするとレーザーの焦点を下げ、エネルギーを素材内部に集中させることができます。
これにより、素材内部でのエネルギー分布がより均一になり、カット性能の向上が期待できます。
4. 画像刻印
画像刻印は、通常、画像をグレースケールに変換し、階調に応じてレーザーの出力を調整するモードです。これにより、素材表面に明暗のコントラストと豊かなディテールを表現できます。
刻印密度およびオーバースキャンに加えて、画像刻印では画像モード(ディザリングアルゴリズム)の設定が必要です。LDSでは以下のアルゴリズムが利用可能です: グレースケール(Grayscale)、Jarvis、Burkes、Floyd、Stucki、Atkinson、Sierra。デフォルトは「Stucki」です。