以下のチュートリアルでは、最適なレーザー性能と彫刻精度を確保するための LP4 本体の水平調整手順について説明します。
LP4 レーザーヘッドは、出荷前に工場で個別に水平調整されています。 ただし、輸送中の振動などにより、一部の部品がわずかに緩み、 レーザーヘッドに軽微な傾きが生じたり、 ブラケットと電動昇降スタンドの間に隙間が見える場合があります。 このような状態に対応するため、LP4 にはレーザーヘッド底面に 調整可能な水平調整治具が搭載されています。
ブラケットが電動昇降スタンドに密着していない場合、またはレーザーの 正確な水平状態を維持するための定期メンテナンスとして、 以下の手順に従って調整を行ってください。
外的要因を排除するため、LP4 を初めてセットアップする場合と同様に、 ステップ 1 から作業を開始することを推奨します。
開始前
① LP4 レーザーヘッドの取り扱いおよび運搬時には十分注意してください。 調整を行う前に必ず電源を切り、レンズには触れないようにしてください。
② 本手順には水準器(大工用水準器)が必要です。本製品のツールボックスには付属していません。
ステップ 1:LP4 の組み立て
1.1 電動昇降スタンドの組み立て
ベースプレートと電動昇降スタンドを、清潔で平らな作業面に置きます。 LP4 ツールボックスから、M4×10 ネジ 4 本と H2.5 六角レンチを取り出します。
作業を開始する前に、水準器を使用して、作業面が平らで水平であることを確認してください。
電動昇降スタンドをベースプレートの 4 つのネジ穴に合わせ、 両パーツを裏返します。 ベースプレート裏側から M4×10 ネジを挿入し、 六角レンチでしっかりと締め付けてください。
電動昇降スタンドがベースプレートに対して垂直であり、 ブラケットがベースプレートと平行になっていることを確認してください。 その状態で、ボルトをしっかりと締め付け、 ブラケットを固定します。
組み立てた電動昇降スタンドを起こし、 平らな作業面に設置してください。
1.2 レーザーヘッドを電動昇降スタンドに取り付ける
レーザーヘッドを、電動昇降スタンドのブラケットに埋め込まれた 接続ボルトに合わせ、ノブをしっかりと締め付けて固定してください。
すべてのボルトが確実に締め付けられており、レーザーヘッドがブラケットに対して平らに密着していることを確認してください。組み立て後、水準器を使用して、LP4 本体および電動昇降スタンドの垂直面および水平面が正しく揃っているかを確認します(ステップ 3 参照)。
1.3 増高ブラケット(オプション)の取り付け
増高ブラケットを使用すると、LP4 の高さを 50 mm 延長できます。 スライドエクステンションやロータリーエクステンションと併用することで、 さまざまなサイズ・厚さ・形状の対象物に彫刻が可能になります。
ステップ 1.1 の手順に従って電動昇降スタンドを組み立てた後、 LP4 レーザーヘッドおよび増高ブラケットを 清潔で平らな作業面に配置してください。
増高ブラケットを、電動昇降スタンドのブラケットに埋め込まれた 接続ボルトに合わせ、ノブをしっかりと締め付けます。
次に、レーザーヘッドを増高ブラケットの接続ボルトに合わせ、 ノブをしっかりと締め付けて固定してください。
3 本すべてのボルトが確実に締め付けられていること、レーザーヘッドおよび増高ブラケットが平らに、かつ確実に接続されていることを確認してください。その後、水準器を使用して、すべての垂直面および水平面が正しく揃っていることを確認します(ステップ 3 参照)。
ステップ 2:レーザーヘッドの水平調整
以下の手順に従い、水平調整用治具を使用して、LP4 レーザーヘッドの水平を微調整してください。
2.1 左右方向の水平調整
(1)LP4 ツールボックスから H2 六角レンチを取り出します。
(2)LP4 を正面から見て、水準器をタッチスクリーン上に水平に置き、気泡の位置を確認します。
(3)気泡が中央にない場合は、 水平調整治具の左側のネジを調整します。
- 気泡が右側に寄っている場合: 気泡が中央に来るまで、ネジを反時計回りに少しずつ回します。
- 気泡が左側に寄っている場合: 気泡が中央に来るまで、ネジを時計回りに少しずつ回します。
気泡が水準器の中央にある状態が、正しい水平位置です。本手順は、増高ブラケットの有無にかかわらず適用されます。
2.2 前後方向の水平調整
LP4 を正面から見て、水準器をタッチスクリーン上に、ハンドルと平行になるよう垂直方向に置いてください。
気泡が中央にない場合は、 水平調整治具の右側のネジを調整します。
- 気泡が手前側に寄っている場合: ネジを時計回りに少しずつ回します。
- 気泡が奥側に寄っている場合: ネジを反時計回りに少しずつ回します。
ステップ 3:LP4 の水平状態を確認する
3.1 LP4 の水平およびバランスの確認
LP4 が水平方向および垂直方向の両方で正しくバランスが取れているかを確認するため、以下の各部に水準器を同時に設置してください。
- タッチスクリーン
- ハンドルの先端
- レーザーヘッドの遠端
- ベースプレート
- すべての気泡が中央にある場合、LP4 は正しく水平調整され、 使用可能な状態です。
- いずれかの気泡が中央から外れている場合は、 ステップ 1 に戻って組み立て状態を確認し、 ステップ 2 を再度実施してください。
3.2 LP4 水平調整チャート
図:LP4 正面から見た場合
| 水準器の配置 | 気泡の位置 | 調整 |
| 水平方向 | 左側へ | 左側の調整ネジ ― 時計回り |
| 右側へ | 左側の調整ネジ ― 反時計回り | |
| 垂直方向 | 後方へ | 右側の調整ネジ ― 時計回り |
| 前方へ | 右側の調整ネジ ― 反時計回り |
3.3 水平調整治具の調整限界に達した場合
水平調整中に水平調整治具のネジが調整限界に達した場合は、以下の手順に従ってください。
(1)作業面が平らで、かつ水平であることを再度確認してください。
(2)レンズカバーを取り付けた状態で、レーザーヘッドを電動昇降スタンドから取り外してください。
(3)六角レンチを使用し、水平調整治具がレーザーヘッド本体と面一(フラット)になるまで、水平調整治具の左右のネジを時計回りに回してください。
(4)レーザーヘッドを電動昇降スタンドに再度取り付け、ステップ 2 の手順から水平調整を再開してください。
追加の注意事項
- 水平調整治具は、レーザー内部の位置関係を調整するための機構です。 ブラケットと電動昇降スタンドの間に わずかな隙間や傾きが残っている場合でも、 水平調整が完了していれば、レーザー性能には影響しません。
- レーザーヘッドが上下に自由に動作する構造上、 ブラケットを完全に電動昇降スタンドへ密着させることはできません。 わずかな隙間は正常な状態です。
- 本手順をすべて実施しても水平調整が完了しない場合は、 support@laserpecker.com までご連絡ください。
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